ブログは検索エンジンのためではなく、ユーザーのために書くべし!
CSS Nite in KOBE, Vol.6はGoogle Analytics講座 講師は日比野ななえさん
CSS Nite in KOBE, Vol.6に受付のお手伝い兼受講者として参加してきました。
登壇者の日比野ななえさんがスライドを公開してくださいました。
分かりやすい上にお役立ち情報が満載ですので、ぜひご覧ください。
CSS Nite in KOBE, Vol.6 に登壇しました! | セミナー | ひびの備忘録
また、その他の方のレポート記事などもCSS Nite in KOBEの公式サイトにまとめられています。こちらも合わせてどうぞ。
CSS Nite in KOBE, Vol.6 無事終了しました | info | Web制作に関わる方のためのセミナーイベントCSS Nite in KOBE
日時 2015年2月27日(金)
時間 14:00〜17:30
会場 plug078 コワーキングスペース
まずは株式会社インフォバーンの遠山さんがライトニングトークをされましたが、受付をお手伝いしていたため見られず…。残念ですがきっとまた機会があると信じております。
続いては本日のメインセッション。ひびの備忘録の日比野ななえさんの講演です。
普段はベースキャンプ名古屋というコワーキングスペースの運営をされています。
なんと、受講者にお土産として名古屋銘菓の「ゆかり」を頂きました!ありがとうございます!!
本日のセミナーは休憩を挟んで2本立ての内容でした。
- 以下、箇条書きです。
- 後日スライドや動画をシェアして頂けるそうです。(共有範囲は参加者のみかもしれません。)
「月間10,000PVのブログになるまでに学んだSEO」
月に1件〜2件程度、一番多い月で12件の記事を書いている。
- 2012年8月にブログを開設。
- 2013年5月にSNSで流し始める。
- モットー「丁寧にわかりやすく。」
- 2013年10月初バズ。
Googleアナリティクスで「性別・年齢・興味」を知る方法 | Googleアナリティクス | ひびの備忘録
1日50PV→4日間で10,000PVに。 - 環境の変化。ベースキャンプ名古屋の勉強会で話すことが話すことが多くなったため、勉強会で話す内容をブログで公開。
- 2014年5月二度目のバズ。
ユニバーサルアナリティクス移行前に理解しておきたい特徴と注意点 | Googleアナリティクス | ひびの備忘録
バズった理由
- まだ記事を書いている人が少ない新しい情報だった
- Webに関わる多くの人が関心のあるテーマだった
10,000PVになるまでにやってきたこと
- 書き続ける
- 評価をしてもらえる環境づくり:勉強会など
- 分析と改善:書いた後どうなったか
結果、検索キーワード「ブログ SEO」で2番目に出るように。
最初の一ヶ月は上下の変動が大きかったが、徐々に安定。
2015年1月には20,000PVも実現。
検索流入数もあがってきた。
効果のあったSEO
Googleのアルゴリズムを意識すること:
ユーザの求めている答えが検索結果にでるようにしている。必要なのは答え。コンテンツの新しさ、信用度など、200を超える手がかりを元にしている。
参考:
Googleのアルゴリズムにおける検索順位に影響を与える200+個の要因のまとめ | コリス
3つのSEO
キーワード選定
- 自分で検索する。(上位ページに共通したキーワードを見る。結果に出てこない情報にも注目する。誰も書いてないなら自分で書く!)
- ユーザーに合わせた言葉を選ぶ。→簡単、シンプル、やさしい言葉。
予算という単語がないとその単語で検索した人が辿りつけないので、いろんな類義語を散りばめる。 - 答えのキーワードを知らなくてもたどり着ける言葉を使う。
知らない人にも分かるように用語の説明をしながら記事を書く。
タイトルの付け方
- 文字数:PCは28文字、スマホは34文字を目安にする。はみ出る場合はタイトルの頭の方にキーワードを入れる。(これは頻繁に変わるかもしれないので、検索結果画面から定期的に数える方が良い。)
- タイトルと内容の一致:煽らない。読んでがっかりされたら信頼されなくなる。
- タイトルを考えるタイミングは3回。
書く前、書く内容が決まった時、書いた後(内容に一致しているか。)。
記事は箇条書きで概要を書きだしてから書き始める。
タイトルを付ける5つのポイント
例「月間10,000PVのブログになるまでに学んだSEO」というタイトルの場合
文字数(28文字以内)、具体的な数字(10,000PV)、キーワード(PV、ブログ、SEO)、オリジナルであること(学んだ)
※5つめ聞きそびれました。
ソーシャルの活用
- SNSを使うメリット:反応をすぐに知ることができる。良質なリンクが獲得出来る。人に読まれるために書くので、文章力が身につく。
- シェアされるためには:各ソーシャルを使い特性を知る。自分でもいいと思った記事を紹介する。
傾向として、Facebookでいいね!がたくさんついても他のソーシャルに影響はない。はてブが一定数つくと一気に拡散される。 - アプリ紹介「Feedback」:SNSの反響を一覧で見られる。
シェアされたりツイートされているとキラキラ光るエフェクトがあって嬉しくなります。
しかしはてブ数が見事に0…( ;∀;)
めげずに定期的にチェックしていきます。
被リンク
被リンクするなら、自然なリンクが望ましい。
- 信用出来る内容か
- 誰が書いているのか
- 誰が共感しているのか
実際に会ったことがある人、交流がある人に紹介してもらうと、自然なリンクが集まる。質の高いユーザーも集まる。
検索エンジンのためでなく、ユーザーのためにキーワードを選定すること。
私が考える良質なコンテンツとは
- 正確な情報:検索したキーワードの答えを正確に返す
- +α:付加価値。ユーザーが想定していた以上の答え→他の人にオススメしてもらえる。
- オリジナリティ:自分にしか書けないこと。(体験や考え)
がんばるコツ
- 楽しんで書ける内容にすること
- 書かなければいけない環境を作ること:「◯◯の記事書きます」と宣言したりとか。
- 自分が自分のブログのファンであること:書いた後に何度でも読める記事。
後半はどのように分析して改善したかのお話し。
「脱初心者!Googleアナリティクス活用法」
第二部の内容
- Google アナリティクスの基本
- 目標設定
- 分析をする時に必要な3つの機能
Google アナリティクスの基本
従来のGoogle アナリティクスはサポートが終了し機能が停止。→「ユニバーサルアナリティクス」にアップグレードが必要。
2014年4月に正式リリースされたGoogle アナリティクスの進化版。
- サイトにログインしているユーザーをIDで紐付け、デバイスをまたいだ計測:同一人物がPCやスマホで見たとしても、同一ユーザーとしてカウントする
- 複数のドメインを計測するクロスドメインの実装が可能に
- 管理画面で設定出来ることが増えた:簡単になった。
ユニバーサルアナリティクスになっているか調べる方法
- headタグ内を見る。
- ga.js→従来のGoogleアナリティクス
- analytics.js→ユニバーサルアナリティクス
全ページのトラッキングコードを全部差し替える必要がある。公式では明確な終了時期は発表されていないが、ユニバーサルアナリティクスが出てから2年後くらいではないか、と予想されている。
どこを見ればいいの?
サイドナビの上から見ていくと分かりやすい。
「ユーザー」=どんな人が「集客」=どこから「行動」=どう行動して「コンバージョン」=どのくらい成果があったか。
用語解説
- ページビュー数:閲覧されたページ数
- ユーザー数:=ユニークユーザー(UU)、ブラウザ単位で計測されている
- セッション数:訪問してから出るまでの一連の流れ(セッションは30分操作しない、0時をまたぐ、参照元が変わったら切れる)
- ページ/セッション:セッション中に閲覧された平均ページ数(ブログで1.3ページくらいが普通)
- 平均セッション時間:訪問時の平均滞在時間。
- 直帰率:1ページだけしか閲覧されなかった割合
- 新規セッション率:新規で訪問したセッションの割合(コレ以外がリピーター)
「集客」
参照元=どこからサイトに流入したかの流入経路。
- organic=自然検索
- cpc=有料広告
- direct/none=参照サイト不明(ブクマやメルマガ。今後増える可能性有り。)
ランディングページ=最初に閲覧したページ
離脱ページ=最後に閲覧したページ
「コンバージョン」
設定した目標に対しての成果。
コンバージョン率=全体のセッション数に対しての成功率。
目標設定
サイトの目的は?
例)お問い合わせされること
アナリティクス設定→目標→目標の詳細にお問い合わせ完了ページのURLを入れる。
他にも、特定のバナーをクリックした場合、閲覧時間が何分以上、3ページ以上見られたなどの目標を設定出来る。
目標設定していないと改善が出来ない。
PDCAサイクル
- plan:Googleアナリティクス『1.資料請求を増やしたい!』
- do:『2.資料請求へのバナーを設置』
- check:『3.スマホでもクリックされているがフォームの離脱率が高くコンバージョン率が低い。』
- action:Googleアナリティクス『4.スマホのフォームをチェック』
以下、PDCAサイクルを繰り返し。
まとめ
- ユニバーサルアナリティクスへ移行が必須
- 用語を理解する
- サイトの目的に合わせて目標設定
- PDCAサイクルを実行
では、分析はどうやるの?
分析をする時に必要な3つの機能
- セグメント
- アドバンスフィルタ
- セカンダリディメンション
セグメント
- 特定のデータを絞り込むことができる
- はじめから登録されているセグメント=システム(22個)
自分で作るセグメント=カスタム(100個)
運営堂さんが配布されているセグメントが便利とのこと。
Google アナリティクスの定番セグメント(63個)をソリューションギャラリーにアップしました。 | 運営堂
アドバンスフィルタ
高機能な絞り込み
セカンダリディメンション
ページとキーワード、ページとデバイス、など掛けあわせた内容で見る事ができる。
ユーザー→ユーザーの分布→サマリーでどんなユーザーが来ているか分かる。
モバイルからのアクセス:対応しているガラケーなら含まれている。
※ココら辺りは実際にGoogle アナリティクスの画面を触りながらやっていたのであまりメモが取れていません。
感想
本を読んだりネットで調べたりしてもイマイチピンと来ていなかったアナリティクスの使い方が、丁寧な説明でやっと頭に入って来た気がしますw
集中してアナリティクスを見ていた時期からまた画面がアップデートされていたりと、定期的にアナリティクスを見ないといけないなぁと実感。
今後はWebマスターツールのお話しなんかも伺ってみたいと思いました。
何より、あまり更新していなかったブログを今後も更新しようという意欲が湧いただけでも今日行った価値がありました。
日比野先生、ありがとうございました!ヽ(=´▽`=)ノ
最後に、じゃんけん大会でプレゼントされていた本がめっちゃ気になります。
買うことにしますw
左:紙の本、右:Kindle版