夫の3ヶ月間の育児休業が終わって思うこと
2015年10月に第1子が産まれてから、夫婦そろって育児休業を取得しました。妻である私は1年間、夫は3ヶ月の休業+3ヶ月の時短勤務(週休3日)を取得しています。
今日は、まもなく終わる夫の3ヶ月の育児休業を振り返り、良かったことをまとめてみたいと思います。
良かったこと
育児を共有しながらともに成長できる
まず前提として初めての妊娠・出産であること、近所に家族や親類がいないこと、身近に子どもを持つ友だちがいないなど、私たち夫婦はいわば子育てのドシロウト。そんななかでの初めての子育ては、不安でいっぱいです。(ここ最近は出産する友だちが増えてきて、お互いに情報共有ができるのではないかと楽しみにしています。)
インターネットで調べれば情報がたくさんあるのですが、調べても分からないこともたくさんありました。いつでも夫に相談できる、夫に調べてもらえるというのはとても心強かったです。私が産院や母乳外来で得た育児の知識は、帰宅したらすぐに夫に共有することができましたし、夫に相談や確認をして育児が進んでいくことは、ストレスがかからずとてもありがたかったです。
もし夫がずっと仕事を続けていたら、一人で不安を抱え、精神的にまいってしまったかもと思います。昨日よりも上手くいった喜び、上手くいかなかった悲しみをすぐに共有できるのは素晴らしいことで、仕事から帰ってきた夫に伝えることでも共感は得られるかもしれませんが、共にリアルタイムで体験しているからこそ安心感が強まったと思います。
また、これは母乳外来で言われたことですが、3ヶ月間両親からたくさんの刺激を受けることは、赤ちゃんの発育にも良いでしょうね、とのことでした。(もちろん、私は専門家ではないので母親だけが育児に従事した場合とどう違うのかは分かりません。)
いわば素人だった母親と父親が、3ヶ月間スパルタで親になっていくという過程がとても重要だったと感じています。
辛いときには育児を交代できる
頭痛がひどくて起き上がれないとき、夫が代わりにオムツ替えやミルクをやってくれたのがとても助かりました。全部1人でやろうと思ってもどうしても無理な時はあると思います。特に産後すぐはこころもからだも不安定な時期。そんなときに自分がいなくても夫がやってくれるという安心感はとても大きかったです。
もちろん、夫が体調不良であれば私が1人で面倒をみることもできます。
他にも、乳児湿疹ができたので朝・晩2回お風呂に入れているのですが、産後に腰が弱くなった私に代わって、朝のお風呂は夫が入れてくれることが多かったです。
育児休業のお陰で、夫は早い段階ですべての育児を把握し、習得してくれました。これは非常に助かりましたし、今後も育児に携わる際の大きな礎ができたように思います。
安心して外出できる
産後はなるべく外出を減らしたものの、ずっと引きこもっているわけにもいかず、細々とした外出は意外とありました。
子どもが産まれてからの外出は
- 1人で出かける
- 2人で出かける(私・子ども)
- 3人で出かける(夫・私・子ども)
の3種類になりました。(今のところ夫・子どもの2人での外出は未経験です。)
夫の育児休業のお陰で外出のハードルを下げることができたと思います。
特に助かったのが役所関連の手続き。出生届や育児手当の申請などは、産後入院中に夫が手続きを済ませてくれました。これも会社勤めが続いていたら少し面倒だったと思います。というのも、出生届を提出してからではないとできない手続き(医療費助成申請など)もあり、役所へ何度か通う必要がありました。もちろん、会社勤めを続けていても有給申請をして平日に役所に行くことはできますが、好きなときに気軽に役所に行けるのは良かったと思います。
その他にも、私が眼科の定期検診やがん検診(無料クーポン期間だった)で病院にいったりと、家で子どもを見てもらいながらの外出はたまにありました。
また、週に一度、母乳外来に通っていましたが、その時は子どもと2人で外出していました。その間に夫は家で普段子どもがいるとできない家事(リビングにルンバをかけたり、布団を干したり、暖房を切って空気の入れ替えをしたり)をしてくれていました。
3人で出かけることも何度かあります。生後2ヶ月から始まった予防接種や、乳児湿疹が気になって受診した小児科へのお出かけなどは、いつも3人です。夫が抱っこ紐で子どもを抱え、オムツや着替えなどの荷物は私が持って出かけます。その場で夫と相談できるので、3人のお出かけはとても楽でした。
家事を分担できる
わたし1人の育児だと当然リソースが一つなので、一度にできることは一つです。夫がいるお陰で、母乳をやっているときにミルクを作ってもらい、待たせずにスムーズにミルクをやることができました。
逆に夫がミルクをやっているときにわたしが洗濯物を干したり食事の支度をしたりと、家事の分担がとても楽でした。家事と育児の同時進行が可能で、かなり効率的でした。
特に産じょく期(産後すぐの時期)は炊事洗濯はすべて夫がやってくれたお陰で、私は慣れない授乳やオムツ替えに集中できましたし、夜中に3時間おきに起きた分、お昼寝をして身体を休めることもできました。
夫の育児休業のお陰で楽しい育児に
以上、夫の3ヶ月間の育児休業を振り返ってみました。この3ヶ月間、本当に助かりましたし心強かったです。辛い育児ではなく楽しい育児にするためには、夫の助けは必須だと感じています。
最近ようやく男性の育児休業取得も浸透しつつあるようですが、周囲の声を聞くとまだまだ少ないです。育児休業を取りたい全ての男性が取得できる社会になれば理想的だと思います。
最後に夫へ。
3ヶ月間、とてもよくしてくれて本当にありがとう。会社勤めが始まっても、子どもと2人で楽しく頑張るね!