いまさらですが、紀行文にはまりました
紀行文というか、旅行記というか、そういう類のノンフィクションにはこれまであまり親しんできませんでしたが、最近になってハマッています。
旅行記の面白さといえば、国内にいながらにして、更には家の中にいながらにして、旅気分を味わえるというところでしょうか。ワクワクしたり、恐怖を覚えたり悲しんだり。
治安が悪くて行くにははばかられる南アフリカ共和国や、飢餓に苦しむソマリア。
はたまた、死生観の変わると言われているインド。
いずれも行くにはなかなか敷居が高いですよね。
そこで紀行文です。
貴重な体験をした人の貴重なお話しを、本を通して読めるんですよ。すごい事ですよね。
最近になって、その面白さに気づきました。
辺見庸「もの喰う人びと」
思えばこれが最近のマイブームのきっかけだったかも。
世界各国の「もの喰う」人々に焦点をあてたルポです。
悲しい食事、珍味、食事とも思えない残飯など…。その国の文化や政治、歴史そのものである「食」について書かれています。
高野秀行「メモリークエスト」
人々の思い出のモノ・人を捜しに行く「メモリークエスト」。
まだ読み始めたばかりですが、面白い。
「電波○年」の企画にありそうな本ですが、まさにあんなワクワク感を思い出させてくれます。
(猿岩石がユーラシア大陸行った時みたいなw)
今は「タイのスーパー小学生のその後を知りたい!」というお話しを読んでいます。(お話しといってももちろんノンフィクションです)
高野秀行さんといえば、最近上梓された「謎の独立国家ソマリランド」が記憶にあたらしいですね。
沢木耕太郎「深夜特急」
実はこれまだ読んだ事がないのです。
でも近々読む予定でいます!
Kindle版も出ているので、通勤時に読むのに便利そう。
通勤の満員電車の中で、「アジアの辺境の地へ思いを馳せる」、なーんてなかなかにロマンですね。
しばらくは紀行文で攻めようかと
今日は伊坂幸太郎「PK」を読み終わった日でもあるのですが、しばらくは紀行文を意識的に読んでいこうかなーと計画しています。
紀行文で有名な人を殆ど知らないので、まずは調べるところからですね。
「PK」は3つの短編が複雑に繋がっている、まさに伊坂ワールドなお話しでしたよ。
こちらの記事↓でもご紹介した、「仙台ぐらし」というエッセイに、伊坂幸太郎自身が「心配性」であることが書かれていましたが、「PK」にも心配性な作家が出て来ましたw
伊坂幸太郎著「仙台ぐらし」。東日本大震災の前後を含む、7年分の仙台ぐらしが詰まったエッセイ。 | Webooker
また面白い紀行文を見つけたらご紹介します。ではまた。