なぜかワクワクしてしまう大学青春ストーリー
最近読んだ本が、やたらと大学モノ(?)だったのでまとめてみました。そうと知らず選んだ本が、ことごとく大学モノだったのは何か因縁があるのでしょうか。まさに受験シーズンまっただ中ですしね。
大学進学時の不安や期待、学生生活のゆったりした時間の流れや大学デビューする人たちなどなど、様々な思い出と気持ちがブワーッと押し寄せて来ました。
そんな大学モノの小説を集めてみましたので、ご紹介しましょう。
吉田修一「横道世之介」
横道世之介。
長崎の港町生まれ。その由来は『好色一代男』と思い切ってはみたものの、限りなく埼玉な東京に住む上京したての18歳。嫌みのない図々しさが人を呼び、呼ばれた人の頼みは断れないお人好し。とりたててなんにもないけれど、なんだかいろいろあったような気がしている「ザ・大学生」。どこにでもいそうで、でもサンバを踊るからなかなかいないかもしれない。なんだか、いい奴。――世之介が呼び覚ます、愛しい日々の、記憶のかけら。
名手・吉田修一が放つ、究極の青春小説!
映画にもなって、2013年2月23日(土)から公開です。
映画『横道世之介』公式サイト
って調べていたら「悪人」の人と同じ作者だったんですね!知らなかったです。「悪人」は原作ではなく映画のみ見ましたが、面白かったです。ただ、少し後味が悪かったです…。種類としては「横道世之介」とは正反対のストーリーかもしれませんね。
夏目漱石「三四郎」
忘れてはならないのが「三四郎」ですね。東京帝国大学生の三四郎が主人公。多少古い言葉づかいですが、面白かったです。
清水義範「春高楼の」
感想はこちらに書きました。こちらも「横道世之介」に似た軽い読み口の良作でした。
併せて読むと理解が深まる、「ソーシャル・ビジネス革命」と「もの食う人びと」。 | Webooker
伊坂幸太郎「砂漠」
2012年に読んで面白かった本ベスト10 | Webookerでご紹介した「砂漠」も、学生モノですね。伊坂幸太郎ワールド、大好きです。
「なんてことは、まるでない」というフレーズがよく出てくるのですが、すごく味があって笑えます。
北村薫「空飛ぶ馬」
女子大生「私」が、日常生活に潜む謎を落語家の円紫さんと解き明かしていくストーリー。日常の謎の元祖です。ちゃんと勉強する大学生って、見ていて気持ちがいいですね。もちろん、仲間と旅行したり、バイトもしてみたり、これぞ青春謳歌!という感じです。
春が待ち遠しい
新生活のワクワク感を早く味わいたいです。他にも大学モノってありそうなので、見つけたらメモしておきたいところ。ではまた!