MENTAにてフリーランス、Webデザイナー、グラフィックデザイナーを目指す方のよろず相談受付中!
Book

最近読んで良かった本まとめ

webooker

こんにちは、Webookerです。

久しぶりの投稿なのでちょっとだけ近況を。

  • 早くもフリーランスとして独立して3ヶ月が経ちます。初めての青色申告も無事に終わり、恐れていた無収入の月もなく、ホッとしています(笑)
  • 私が図版を担当した書籍「Pythonクローリング&スクレイピング」(技術評論社)の増刷が立て続けに決定し、2016年12月の発売から3ヶ月で第3刷まで来ました。買ってくださった皆様のお陰です。ありがとうございます。
  • 子どもが1歳を過ぎました。また、4月から小規模保育所に入れることになりました。最近は子育て生活にも慣れてきて、読書タイムも確保できています。嬉しい。

読了本の紹介と感想

さて、ここからが本題です。前置きが長くて失礼しました。最近読んだ本についてメモしておきます。

WebookerのFacebookページに投稿しようと書き始めたらとても長くなってしまったので、思い切ってブログ記事にすることにしました。)

経営者のためのウェブブランディングの教科書(佐野彰彦著・幻冬舎)

久々に自分的に大ヒットでした。ウェブブランディングについて平易な文章で書かれており、実例を用いて解説されているので、とても説得力があります。

今や経営者の多数がウェブサイトを持つ時代です。どうしてウェブサイトを作っても成果が上がらないのか、どうやって作っていけばいいのかを丁寧に解説しています。

私はWebデザイナーという立場で読みましたが、いちいち首肯したくなるような内容で、もし私が重要箇所に線を引きながら読書するタイプだったら、殆どが傍線だらけになったと思います。

私がシビレた箇所を以下に引用します。

これまで幾度となく、コンテンツの工夫の重要性をお伝えしてきました。

 このような話に対して、経営者の中には、「面倒くさい」と感じる方も一定数います。厳しいことを言うようですが、経営者がそれを面倒だと感じるなら、ブランディングは無理です。ブランドは、その会社の経営者の姿勢そのものを投影します。当然ですが、小さい会社であるほど、経営者の影響力は強いのです。

 外部のデザイナーを招請して、「なんかいい感じでかっこよくしてよ」という感覚で成立するほど、ブランディングは甘いものではありません。経営者自らが、自社の魅力とこれからの展望にじっくりと向き合い、どのようなコンテンツが自社に必要なのかを考え、ウェブサイトの制作や運用に積極的に参画することが重要です。経営者が努力できる人かどうかで、ブランドの成否は決まるといえます。

経営者のためのウェブブランディングの教科書(佐野彰彦著・幻冬舎)」P196より

「なんかいい感じでかっこよくしてよ」と、ろくに検討もせずにすぐデザインフェーズに入ろうとする経営者さん、本当に多いですよね。

「イメージ沸かないからいったんWebookerさんのいい感じで作ってみてよ」というのも何度も聞きました。もちろん精一杯いい感じで作るのですが、経営者本人が分析も検討もしていないので、「うわべだけのデザイン」になってしまい、結局納得してもらえるものは出来ません。

未だにこんな思いをしている私にとって、この本にはとても救われました。正しい方法論を提示してもらった感じがします。

本書は2015年2月に発売されましたが、不変的な内容なのでずっと役立ちそうだと思っています。図書館で借りて読んだのですが、手元に置いて何度も読み返したくて、購入することにしました。Amazonのレビューも高評価ばかりで、なぜもっと早くにこの本に出会ってなかったのだろうと後悔するほどです。

本田直之さんの著作まとめ

さて、ここからは最近よく読んでいる本田直之さんの著作についてまとめました。

2016年から立て続けに本田直之さんの著作を読んでいます。ビジネス書多読を勧める「レバレッジ・リーディング」を読んだのがきっかけです。

同じ作者の本を何冊か読むと、どれがどれだったか分からなくなることがあります。自分の備忘録代わりに既読の本田さんの著作と簡単な感想をまとめておきます。

レバレッジ・リーディング」(本田直之著)

多読を勧める良書。ビジネス書はあまり読んでこなかった私ですが、とても刺激的な内容で、読後は世界がガラリと変わったようでした。やる気が漲り、紹介されていた書籍を片っ端から読み始めました。

あまりに良かったのでブログ記事にもまとめたほどです。 やる気×多読=効果100倍!ビジネス書多読術のススメ「レバレッジ・リーディング」 | Webと本 Webooker(ウェブッカー)

本田さんの著作がたくさんあることを知り、全部読んでみることにしました。

ノマドライフ 好きな場所に住んで、自由に働くために、やっておくべきこと」(本田直之著)

ノマドライフはどんなものか、どんな心意気ですべきかが書かれています。特にこれからノマドライフをしたい人向けかもしれません。私もフリーランスの在宅ワーカーなので「ノマド民」のつもりでしたが、世界を股にかける本田さんのライフスタイルは、本物の「ノマドライフ」だなーと思いました。

レバレッジ・シンキング」(本田直之著)

一連のレバレッジシリーズの総括的な本。時間のレバレッジ、人脈のレバレッジなどの章に分かれています。レバレッジ(てこの原理)で勢い良く成果をあげるための基本的な思想を身につけるのに適しています。時間術や多読についても書かれているので、ある意味これ一冊読めば事足りるかもしれません。

レバレッジ時間術 ノーリスク・ハイリターンの成功原則」(本田直之著)

時間捻出方法というよりは、どのように効率化を図るか、どういう時間の使い方で効率を上げるかが書かれています。「時間割」システムは早速実践しようとしたのですが、朝起きる段階で躓いているところです。(子育て中は夜中に起こされたりするので、ちょっと厳しいかも)

レバレッジ・人脈術」(本田直之著)

「異業種交流会」に出るのは時間の無駄なのでオススメしない(意訳)というくだりは、ズバッと書かれていてスッキリしました。参加してもなかなか良い人脈に繋がらないし、なぜか孤独感が増すばかりだった私の長年モヤモヤが解消しました。もう参加しません!

本田さんの本を数冊読んでいくと、重複している内容もでてくるので、読書スピードもどんどん上がります。この本はかなりのハイスピードで読めました。レバレッジ効果が出ている感じがします(笑)

レバレッジ・マネジメント」(本田直之著)(現在読書中)

こちらはマネジメントに特化して書かれた書籍。「第一章 経営者のレバレッジ」「第二章 戦略のレバレッジ」「第三章 営業のレバレッジ」など、様々な切り口からマネジメントについて論じています。

本田さんの著作はまだまだたくさんあるので、これからも読むのが楽しみです。

つい読んでしまったフリーランスもの

フリーランスのジタバタな舞台裏」(きたみりゅうじ著)

2016年11月1日にフリーランスのWeb・グラフィックデザイナーとして開業届を提出したわけですが、急に「フリーランス」「起業」などの文字に目がいくようになりました。こういうのを「カラーバス効果 ((カラーバス効果))」というのでしょうか。

図書館の蔵書検索で「フリーランス」を探していて見つけたのがこの一冊です。たまには楽に読める本でも読もうと思って気軽に借りたのですが、まぁ重かったです(良い意味で!)。

著者はSEとして会社員生活をしていましたが、イラストレーター・ライターとして独立することにしました。が、貯金を切り崩しながら執筆活動をしているため、早い段階でフリーランス生活を軌道に乗せて生計を立てなくてはなりません。

間もなく子どもが生まれるというタイミングでの独立。絶対に家族を支えていかなくてはならないというプレッシャーに、「ああ、分かる!何この胃の痛み!」という重さを感じたわけです。

更に、ようやく軌道に乗ってきた頃、仲の良かった同級生に年収を聞かれた時のエピソードが辛かったです。辛かったのですが、「さもありなん」という感じもして、私は絶対に人に年収を言わないぞ、と心に誓ったのでした。(そもそもそんなに稼げていないので杞憂だと思いますが。)

そんなわけで、気軽な気持ちで読み始めたら予想外にフリーランスの辛さのようなものがじわじわと浸透してきます。

でも最後には希望も見えます。更に、著者が未だに活躍されているという事実に救われます。最後まで読んで、先輩フリーランサーのジタバタな実態を知ることができて良かったなーと思える一冊でした。

まだまだ止まらぬ読書熱

悪童日記」(アゴタ・クリストフ著)も読んで面白かったのですが、こちらは三部作ということなので続きを読むのが楽しみです。

ではまた!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT ME
Webと本の人 Webooker (ウェブッカー)
Webと本の人 Webooker (ウェブッカー)
フリーランス Webデザイナー・グラフィックデザイナー
2009年からIT業界に。
WebデザイナーとしてITベンチャー企業、SaaS企業、Web制作会社に勤務。
2016年11⽉より独⽴し、フリーランスのWebデザイナー、グラフィックデザイナーとして活動
2024年1月から大阪のシステム会社に勤務し、フリーランスとの二足のわらじで現在に⾄る。 2子の親。フルリモートワーク。
記事URLをコピーしました