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名刺をつくる3つの方法〜デザインはプロに頼むべきか?

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名刺の必要性

最近では、会社員のみならず様々な職種の方が名刺を持つ機会が多いと感じています。 また、仕事関係だけでなく、趣味のサークルや小規模なコミュニティでのみ使う名刺など、名刺の種類を使い分ける方もよく見かけます。 (かく言う私も、4種類ほどの名刺を使い分けています。)

その理由は、パソコンやプリンタの普及など、コストをかけずに作る環境が整ったこと、パソコンスキルの全体的な向上(自身で色々出来る人が増えてきた)で手軽に低価格で名刺を作ることが出来るようになったからだと思っています。

名刺には、様々な利便性があります。

  • 名前がわかる。耳で聞くだけでは覚えられないけれど、文字で手元に残るので忘れない。
  • 人となりがわかる。何をしている人か、どんなことにアンテナを貼っている人かわかる。
  • 初対面の人との話題のきっかけになる。

コミュニケーションツールとして、またセルフブランディングツールの一つとして、持っていて損はないかと思います。 ただし個人名刺(会社のものでない個人的な名刺)の場合は、自宅の住所や固定電話番号などは記載しないほうがいいかもしれません。

名刺について

日本の名刺の一般的なサイズは91mm×55mm

ヨコ型のものが多いですが、タテ型にするとモダンな印象を受けますし、少し小さめのカードサイズで作成するのも個性が出てよいかもしれません。(大きめサイズは名刺ファイルや名刺入れに入らないため避けた方が無難かもしれません。)

名刺の印刷は以下の5種類。

  1. モノクロ(表のみ)
  2. モノクロ(両面)
  3. フルカラー(表のみ)
  4. フルカラー(表面)+モノクロ(裏面)
  5. フルカラー(両面)

当然、下に行くにつれ値段は上がっていきます。

必要最低限の情報を載せるだけであれば片面で十分ですし、業務内容やキャッチコピー、自己PRを載せたい場合は両面使った方がスペースが多いです。

また、最近はフルカラーも安く印刷出来ます。 デザインによりますが、やはりカラーの方が印象が強くなります。是非、表面だけでもフルカラーを利用することをオススメします。

印刷所にお願い出来る最少ロット数は100枚程度が一般的です。探せばもっと少ない枚数で印刷出来るところもありますが、予備として持っておいても良いと思うですし、安いところでは100枚数百円から印刷できるので、思い切って100枚刷るのも良いでしょう。

名刺の作り方

名刺をつくるには様々な方法がありますが、大別すると3つの方法があると思っています。

  1. 自分でてづくりする
  2. 印刷所のデザインテンプレートを利用する
  3. デザイナーに頼む

今回は、この3つの方法の特徴や手順、メリット・デメリットをまとめてみました。

「安く作りたい」「明日急に必要になった」「少枚数を何種類か作りたい」場合

多少手間はかかりますが、ご自身で名刺データを作成、ご自宅のプリンターで印刷してしまうのが一番手っ取り早いです。 パソコン操作の習熟度にもよりますが、慣れている方ならだいたい半日以内で完成するでしょうか。

必要なのはパソコン、プリンター、名刺印刷用紙の3つです。

  1. パソコンで名刺のデザインデータを作成する
  2. デザインデータを名刺用紙に合う形に整形する(デザインツールによってはこの工程が省けます)
  3. プリンターで名刺印刷用紙に印刷する
  4. 名刺を1枚ずつ切り離す

という手順で作成します。

少枚数必要な分だけ作成出来るので、徐々に改良していきたい場合、何種類も作りたい場合などに適しています。

デザインツール

名刺のデザインデータを作成するツールには、無料から有料までさまざまなものがありますが、まず試しに作って見たい場合は無料で手に入るもので十分でしょう。

名刺印刷用紙

名刺印刷用紙は家電量販店などで購入出来る、あらかじめ名刺サイズに切り取り線がついている用紙です。

エーワン マルチカード 名刺 クリアエッジ 厚口 100枚分 51421
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だいたい400円程度で購入できます。 フチ無し印刷や両面印刷に対応している名刺用紙もあります。 また、クラフト用紙や透明など、変わった種類の用紙もありますので、他の人との差別化をはかることも簡単に試せます。

クラフト用紙

エーワン マルチカード 名刺 クラフト 茶色 100枚分 51195
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透明

エーワン マルチカード 名刺 透明ツヤ消しフィルム 30枚分 51181
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これらの手作りの名刺は、自分の好きなように作れること、何度でも納得のいくまで微調整することが出来るので、まだ名刺のイメージが固まっていない場合や、少数を何種類も作りたい場合などに適しています。

フチ無し印刷などはプリンターの性能によってズレが生じたり難しい場合がありますのでデザイン時に考慮しておくとよいでしょう。

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手作りは面倒だけどそれなりのクオリティの名刺を作りたい!

そんな場合は印刷会社の用意する名刺テンプレートで発注すると良いでしょう。 追加料金を払えば即日発送や翌日発送してくれる会社もあるので、1週間後に必要!という場合でも十分に間に合います。

お値段は100枚数百円〜数千円とピンキリなので、自分の求めるデザインで決めるとよいかもしれません。 やはり言えるのはお値段をかければクオリティの高い名刺が手に入るということ。

枚挙に暇がないほどたくさんの印刷所がデザインテンプレートを使った印刷サービスを提供していますので、ネットで検索して好きなデザインを探すのがよいと思います。

とはいえ、出来合いのデザインを使うものなので、「ここをもう少しこうしたい」「フォントを変えたい」といった細かい要望は反映されませんし、どこかの誰かとデザインがかぶる(没個性的)というデメリットもあります。

自分の思い通りの名刺を作りたい!

手作り名刺もやった、デザインテンプレートを使った印刷所での名刺も作った、でもやっぱりセルフブランディングのために自分の思い通りのデザインをじっくり作りたい。

そんな場合にはやっと我々グラフィックデザイナーの出番です。

Designer

  • どんなデザインを
  • どんな仕様で(A4モノクロ片面でなど)
  • どんな紙で 作りたいのかを教えて頂ければ、納得頂けるデザインデータをお作りします。

プロのグラフィックデザイナーに依頼するメリットは

  • (当然ですが)クオリティが高い
  • 世界に自分しか持っていない、あるいは自分のためだけのデザイン名刺が出来上がる
  • 自信を持って長く使える
  • チラシやショップカードなど、その他のデザインツールとテイストを揃えることができる(=ブランディングにつながる)
  • 紙の種類にまでこだわることができる(プロに紙の種類を相談できる)

などです。 当然テンプレート利用やてづくりと違ってそれなりのコストはかかってきますが、長く使うことを考えたら十分元は取れるのではないでしょうか。 一度デザインへ初期投資してしまえば、あとは印刷所で増刷する印刷代・送料のみでよいので、「こんなデザインの名刺が欲しい!」という確固たる理想がある場合は思い切って頼んでみるのがよいと思います。

では、どんなデザイナーに頼めばよいのでしょうか。

  • デザイナーの制作実績を見て頼む:自分の作りたいデザインに近いものを過去に制作したデザイナーに頼めば近道な気がします。過去の作品はインターネットなどで公開している場合もあります。
  • 知り合いのデザイナーに頼む:相談や調整がしやすいなどのメリットがあります。

美容院で髪型の見本を見せて「こんな感じでお願い」という時のように、自分の理想に近い名刺やチラシを持っていけば似たテイストのデザインを作ってくれるハズです。

どんな名刺デザインを作ろうかというイマジネーションを得るためには、たとえば「名刺 オシャレ」などで検索すると、世界中のオシャレな名刺デザインを見ることができます。

おそらくこれらのオシャレな名刺はちゃんとお金をかけてデザイナーがデザインしたものでしょう。 また、特殊なカットや文字が浮き出る/凹むといったエンボス加工を施しているものもあり、印刷代金にもかなりお金をかけているように見受けられます。

ここまでいかなくとも、会社や自分自身のブランディングをちゃんとしたい場合は、きちんとしたデザインツールを用意することをオススメします。

まとめ

Compare

  • 内容やデザインを試行錯誤していきたい場合、少ない枚数で何種類も作りたい場合は、手作りで徐々にブラッシュアップしていくのが◎。(ある程度方向性が決まったらプロのデザイナーに依頼して「デザインの清書」をしてもらいましょう。)
  • デザインにそれほどこだわりがなく、1,000円くらいならお金を出して手っ取り早く作りたい場合はテンプレートのある印刷所。
  • 明確なデザインへのこだわりがあり、長く使える「本気名刺」を作りたい場合はデザイナーに依頼。

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ABOUT ME
Webと本の人 Webooker (ウェブッカー)
Webと本の人 Webooker (ウェブッカー)
フリーランス Webデザイナー・グラフィックデザイナー
2009年からIT業界に。
WebデザイナーとしてITベンチャー企業、SaaS企業、Web制作会社に勤務。
2016年11⽉より独⽴し、フリーランスのWebデザイナー、グラフィックデザイナーとして活動
2024年1月から大阪のシステム会社に勤務し、フリーランスとの二足のわらじで現在に⾄る。 2子の親。フルリモートワーク。
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