MBSハッカソンが完結-『ハッカソンでテレビの未来が変わるTV』に出演しました
一般人が番組づくりに携わることができました
【ROAM】MBSハッカソン Hack on Airに参加してきましたでも書きましたが、私の所属しているチーム「ROAM」がMBSハッカソンで最優秀賞を頂くことができました。
…と、ここまでは普通のハッカソンと同じですが、実はMBSハッカソンはここで終了ではありませんでした。
その副賞として、最優秀チームと毎日放送がコラボレーションして「未来の番組を作る」というプロジェクトが動いていました。
【期間限定】見逃し放送が無料でオンデマンド配信されます。
何はともあれ、せっかく制作した番組を1人でも多くの方に見て頂きたいと思います。
今回の特別番組は関西圏のみの放送でしたが、実はMBSオンデマンドで期間限定無料配信されます。
日本国内という制限はありますが、どなたでも無料で楽しむ事ができます。
MBSオンデマンドでバラエティ番組の見逃し放送をするのは史上初だとか。
それだけMBSさんの意気込みが感じられますね。
3月30日(月) 午前10時から1週間無料で視聴できます。
一度見た方も、まだ見てないという方も、ぜひオンデマンドでお楽しみ下さい。
MBSハッカソン終了後からも様々な楽しい出来事が待ち受けていました
…ずっと言いたかったけど内緒で動いていたので、放送が終わった今、やっと言えます!
MBSハッカソンの本選が開催されたのが11月1日・2日の2日間。
年末年始あたりまでは最優秀賞の余韻に浸っておりましたが、1月の終わり頃になるとMBSさんから撮影や打ち合わせがポツポツと入るようになりました。
番組プロデューサーから「最優秀チームであるROAMには、ITを使った番組を企画してもらいます。テーマは『旅番組』です。」と言われた時は、「何のドッキリ?」と頭が真っ白になりました。
その後、撮影の大半がROAMの打ち合わせ風景の撮影でしたが、ビデオカメラを向けられての打ち合わせは最後まで慣れることが出来ず…。
特にカメラ越しに質問をされてもカメラマンさんを見たらいいのかビデオを見たらいいのか分からずかなり挙動不審だったと思います。
私達は夫婦での参加だったため、自宅での撮影も二度ほど行いました。
必死で片付けたけど映像で見ると雑然としていてちょっとショックでしたw
とはいえ、撮影に関連する皆様はとても優しくて楽しい人達ばかりでした。そういう出会いは本当に番組がなければ得られなかったなーと思います。
人生で初めての番組スタジオ収録
そんなこんなで3月7日。最優秀チームと優勝2チームが集まってのスタジオ撮影が行われました。
司会はサバンナの髙橋さんとMBSの松川アナ。
お昼過ぎに会場入りし、リハーサルや休憩で時間が過ぎていきました。
我々のチームは途中でアプリの調子が悪くなり、サバンナの八木さんに練習して頂く時間になってもまだ調整をしていましたが、iPhone側の問題だということが分かり、なんとかギリギリで間に合わせることができました。
あの時は顔面蒼白にw
本番の収録は1時間半とあっという間でした。
サバンナ髙橋さん、松川アナの司会っぷりは、さすがプロだなーと感嘆。
旅番組の内容は、顔認証アプリのシンクロ率を使ったリアルスゴロクに決定!
旅番組の内容に触れる前に、まずハッカソンで作ったアプリについてご説明しておきます。
ROAMが最優秀賞を獲ったアプリは「MBS SynQ」というもの。
iPhone内蔵のジャイロセンサーを使って、「親」の動きと「子」の動きのシンクロ率を判定し、合否を返すというものでした。
例えば「親」の動作が「コ」の字だった場合、「子」がどれだけ忠実に「コ」の動きを再現出来ているかパーセンテージを表示し、80%以上シンクロしていれば◯、それ以下なら✕というもの。
プログラマの夫が微分積分を持ちだし、苦戦しつつもハッカソン中の2日間で実装しました。
苦労して作ったアプリですし、思い入れもあります。
もちろん、それを使っても良かったのですが、同じものを使うのも芸がないということで、本選のプレゼンでも提案した「顔認証で何かを作ろうか」という話に。
そこで、撮った写真から芸能人との顔のシンクロ率をパーセンテージで算出するアプリを作りました。(作ったのは夫で、私はデザインを実装しただけです。)
それがこの「Face SynQ」です。
ROAMのプランナーの意見を取り入れながら開発。
- 撮った写真から似ている芸能人を探し、シンクロ率を出す(Face SynQ)
- 写っている2人のシンクロ率を測る
- 特定の人物に似ているかを測る(Wanted)
- よしもと芸人さんの中で誰に似ているかを測る
- 特定の3人のうち誰に似ているかを測る
など、たくさんのパターンのサービスを作成しました。
その中から一番分かりやすくて使いやすく、面白いということで「Face SynQ」が採用されました。
APIを使ったので、短期間で開発することができました。
結果として、お笑いの「アキナ」さんたちに面白く使って頂けましたし、番組としても周囲からは好評でした。
後にMBSさんに聞いたところ、旅企画のところでは視聴率が上がったそうです。
初めての番組企画でしたが、深夜帯にも関わらず多くの人に見て頂けたのではないかと思います。
MBSハッカソンに参加して良かったのは、仲間がたくさん出来たこと
3月25日深夜に無事放送が終了して、3月29日(日)にMBSハッカソン関係者で懇親会がありました。
このハッカソンは他のハッカソンでは味わえない濃い人間関係が構築されていて、それはおそらく主催のMBSさんの頑張りによるところが大きいのだと思います。
(とはいえ、私はMBSハッカソンとシャープウェアラブルアイデアソンの2イベントしか出たことがありませんが…。)
本選に出た人も出てない人も、チームに加わって下さったMBSのディレクター陣も偉い人も、いろんな人が駆けつけてくれて、とても楽しい時間を過ごしました。
本選のプレゼン映像をプロジェクタで流しながら、「あの時はこうだった」という思い出話がとても面白かったです。
MBSハッカソンは満足度が非常に高く、やりたいことを全部やらせてもらった感じがしています。
いわゆる完全燃焼というやつでしょうか、当分ハッカソンには出なくてもいいかなーと夫婦で話しています。
もちろん、ハッカソンに出る前から続けている夫婦揃ってのWebサービスづくりは、今後も継続していく予定です。
capybala.com-カピバラドットコム- – We provide happy service for you!
「ものづくり夫婦がハッカソンというお祭りに参加して、とても楽しい思いをさせてもらえた」というのが、MBSハッカソンの全てを走り抜けた今の私の感想です。
MBSハッカソンはまだまだ終わらない?!
MBSの中の人の気になるツイート。
遅まきながら録画しといたハッカソン特番観た。手前味噌になるけど、ようできてた。おもろかった。来年度も是非やるで(社の方針やなしに、まだ単なる個人的決意表明w)。ほなね。
— ほなね爺 (@honane) 2015, 3月 26
来年度も何かやってくれそうな予感!
ぜひご興味を持たれた方は、心づもりしておいてくださいませ。
参加して損のないハッカソンだと自信を持って言えます。
最後に、ROAMというチームに入ることが出来て本当に良かったです。
本当にありがとう!