去る2010年2月17日(水)、デジタルハリウッド大学院大阪キャンパスで行われたIT CIRCUS 2010(http://www.it-circus.com/ ((2012年11月26日追記:リンク先なくなっていました)))に参加してきました。
[会場入口。]
先着50人に「WEB担当者 現場のノウハウ」をプレゼントという、太っ腹っぷり!
[当日頂いたもの全貌]
他にも、ファーストサーバさんから「チロルチョコ」のプレゼントがありました。
[チロルチョコのパッケージがファーストサーバロゴだったり、twitterアカウントだったり。]
以下、私の覚書から印象的だったものを抜粋。
(間違ってる箇所があったらご指摘下さい。)
- 「日本Web協会」の森川 眞行理事長による『多様化するウェブクリエイターが共有すべき意識』
- ファーストサーバ株式会社の森下 源一氏による『レンタルサーバーよもやま話』
- 秋葉秀樹氏による『フリーで生き抜くデザイナーでガンバろう!』
- 株式会社IN VOGUEのソリューションDv 「FLASK」による『FLASK流モテFlash』
- パネルディスカッション
- ファーストサーバ株式会社の森下 源一氏による『レンタルサーバーよもやま話』
「日本Web協会」の森川 眞行理事長による『多様化するウェブクリエイターが共有すべき意識』
Webの歴史を振り返りながら、ウェブクリエイターがどういった事に留意してサイト制作を行うべきかについてお話しされました。
Web業界の動きとして、以下のガイドラインなどをチェックするべきだと感じました。
- 1999年 「WCAG1.0」→アクセシビリティのガイドライン。
- 1999年 「ISO132407」(インタラクティブシステムに於ける人間中心設計プロセス)発行
- 2004年 「JIS-X-8341」→高齢者や障がい者に配慮したサイトを作るためのガイドライン。
アメリカでは「アクセシビリティの悪いサイトは訴えてもいい」といった動きがあるようで、実際にIBMなどが警告を受けたとのこと。
確かにWebは情報を発信する役割を担っていますので、必要な情報が得られないのであれば単なる綺麗な図画になってしまいますよね。
訴訟大国アメリカでこういった動きが2000年以前から起きている事を鑑みるに、日本でも今後アクセシビリティ・ユーザビリティに対する目は厳しくなっていくでしょう。
森川氏はWebに求められているものとして、以下の三つを挙げておられました。
- アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
- ウェブ標準技術への準拠
- 人間中心設計(Human Centered DesignもしくはUser Centered Designとも)の導入
その後、実際にHCDに基づいたサイトを制作するにあたってのプロセスを詳細に説明して頂きました。
「日本Web協会」の会費は月に2,500円、公式サイトはhttp://www.w2c.jp/です。
(いや、回し者ではありませんし私は会員ではないのですが、一応言っておいた方がいいのかと思いましたので…)
ファーストサーバ株式会社の森下 源一氏による『レンタルサーバーよもやま話』
ファーストサーバさんは10周年だそうです。
今後もクリエイター支援のイベントに積極的に協賛して行きたいとのことでした。
サーバ業界やWeb業界の歴史を振り返るといった内容でした。
ファーストサーバさんがやっていらっしゃるMovable TypeやWordPressの無料テンプレートサイトの話もチラリとされておりまして、知らなかったので教えて頂いて良かったです。
秋葉秀樹氏による『フリーで生き抜くデザイナーでガンバろう!』
様々なソフトに精通していらっしゃる秋葉先生の、盛りだくさんなTips集といったゴージャスな内容でした。
ライブコーディングして下さったりと、エンターテインメントとしても面白かったです。
なんと、大まかな内容や当日のスライドについては以下から確認出来るようです。
秋葉先生、ありがとうございます!太っ腹です。
株式会社IN VOGUEのソリューションDv 「FLASK」による『FLASK流モテFlash』
「FLASK」は株式会社IN VOGUEの3人組。(Flasherさんなんでしょうか?)
FlashやAR ((AR(Augmented Reality)とは))について紹介されていました。
Flashパートでは、ブラウザ上でソースコードを書けば右側にswfがレンダリングされる無料Webサービスwonderfl(http://wonderfl.net/)や、その中からクオリティの高い作品を集めたbeautifl(http://beautifl.net/)の中から幾つか作品を紹介していただきました。
もうソフトが無くても、気軽にFlash作品が作れますね。
Flashは既に400タイトル以上の家庭用ゲームソフトに使われており、現実社会では「デジタルサイネージ」 ((「デジタルサイネージ」とは))として利用されるなど、その利用の幅を確実に広げています。
最新のFlashソフトの動向は以下の通り。モバイル対応が目立ちます。
- Flash Player10.1→モバイルへの搭載、マルチタッチ、ジェスチャ機能、マイク入力に対応。
- AIR2.0→ソケット通信によりskypeやオンラインゲームが可能に。スマートフォンにも搭載。
- Flash CS5→AIR開発、iPhoneアプリの開発が可能に。
最後に、「2010年Flash未来予想図」として
「FlasherはアニメーターからFlashディベロッパーへ。そしてアプリケーションディベロッパーへ!」
とおっしゃっておられました。
マルチデバイス用にシームレスに開発出来る環境は、今後益々充実していくでしょう。
ARパートでは、iPhoneの「セカイカメラ」(http://sekaicamera.com/)や、ARクリエイター「AR三兄弟」(http://ar3.jp/)を紹介されていました。
(AR三兄弟は2010年3月号のWeb Designingにも「東のエデン × AR三兄弟 | AR+ARGなコラボ企画が始動!」が掲載されていましたね。)
パネルディスカッション
出演者全員が参加したパネルディスカッションでは、制作を進めていく上で大事にしている事などを伺う事が出来ました。
[パネルディスカッションの様子。]
まとめ:行って良かった!!すごく良かった!!