Kindleストアの電子書籍を家族で貸し借りする方法
電子書籍も貸し借りできます(ただしちょっと面倒)
こんにちは!Webookerです。
今回は電子書籍の貸し借りについてメモしておきます。
紙の本だったら家族で回し読みが出来るのに、電子書籍だったら個人でしか楽しめないのが嫌だなぁと思っていました。
多少面倒ではありますが、コンテンツを共有する方法をご紹介します。
Kindle Paperwhiteでの貸し借りの方法
AさんがKindleストアで買ったコンテンツを、BさんのKindle Paperwhiteに貸したい(見せたい)場合です。
貸し借りの前の注意点
貸し借りの手順の前に、ここで一つ注意。端末を手渡すので、最近購入したコンテンツや、直近で読んだコンテンツがバレバレになります。
それが嫌な場合は、予め「端末」内のコンテンツを整理しておきましょう。(ホームで表示されるのは最近読んだコンテンツなので、見られても困らないコンテンツを幾つか開いてホームに戻れば、それらのコンテンツのみ表示されます。)
さらに、「端末」のコンテンツだけでなく、「クラウド」のコンテンツも見られる可能性があります。もしそれが嫌な場合はクラウド上のコンテンツも消しておきましょう。実は端末から消去することはできないため、PCから消去する必要があります。消去方法はKindleストアで買ったコンテンツをクラウドから削除する方法をご参照ください。
もう一つ注意点。Aさんが記録した「ハイライト」情報は、そのままBさんに引き継がれます。Bさんには「Aさんはここが良いと思ったんだな」というのが分かりますのでご注意ください。(特に困ることもないとは思いますが。)
(1)まず、BさんのKindle Paperwhiteでアカウントの登録を一時的に解除します。
解除の方法については、Kindleを複数人で共有することは可能か?機能としては可能!ユーザ変更をしても、コンテンツはそのまま読めます。という記事に写真付きで解説していますので、そちらをご参照ください。
(2)Aさんのアカウントでサインイン(Amazonのメールアドレスとパスワードを入力)します。 ((人のKindleにアカウント情報を入力するのは気が引けるかもしれませんが、Bさんに返す前に登録を解除すればOK。))
(3)サインイン後、「クラウド | 端末」というメニューから、「クラウド」をタップ。すると、Aさんが過去に購入した全商品がリスト化されて出てきます。
(4)その中から、Bさんに貸したいものをタップすると、自動的に端末へのDLが開始されます。
(5)DLが終わったら、再び同様の手順で登録を解除し、Bさんに端末を返します。
(6)Bさんは自分の端末でAさんの購入したコンテンツを読むことができます。忘れないうちに、再度Bさんのアカウントにサインインしておくと良いでしょう。
Kindle Fire端末ではコンテンツの貸し借りができないので注意
すごく安かったのでFire タブレット 8GB、ブラックを購入しました。
アカウントの切り替えをしたところ、そのアカウントで購入したコンテンツしか読めない仕様になっていました。
電子書籍の貸し借りは、Kindle Paperwhite ((確認済みの機体は2012年〜2013年モデルなので、それ以外は未確認)) でしかできないようです。
電子データの貸し借りは、規約に違反してないのでしょうか
ここで疑問が湧きます。
紙の本だと家族間の貸し借りはそれほど抵抗無い…というか問題無いハズですが、電子データだとどうなるのでしょうか。
もし少しでも何かの権利を侵害しているなら辞めた方がいいと思ったので、利用規約を調べてみました。
で、該当しそうかなと思った箇所が、以下の「利用許可およびサイトへのアクセス」の項目。
利用許可およびサイトへのアクセス
本規約の遵守および該当する価格の支払いを条件とし、アマゾンまたはコンテンツ提供者は、アマゾンサービスを限定的、非独占的、非商業的および個人的に利用する権利をお客様に許諾します(譲渡およびサブライセンス不可)。
Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon.co.jp 利用規約
意訳すると、「規約を守ってお金を払えば、サービスを利用する権利をお前にやろう!」ということですね。
ただし、「譲渡は不可」とあります。
とはいえ、自分が購入したアカウントで別の人の端末にコンテンツをDLすることが、「譲渡」にあたるのかどうかが分からないです。
が、規約は以下のように続いています。
この利用許可には、アマゾンサービスまたはそのコンテンツの転売および商業目的での利用、製品リスト、解説、価格などの収集と利用、アマゾンサービスまたはそのコンテンツの二次的利用、他社のために行うアカウント情報のダウンロードとコピー、データマイニング、ロボットなどのデータ収集・抽出ツールの使用は、一切含まれません。
Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon.co.jp 利用規約
長いですが、「これらの事をするのは禁止だよ」という項目が列挙されています。今回の件は、これらには該当しなさそうです。
そして最後にこう締めくくられます。
本規約またはその他の規約にて明示的に許諾されていない権利は全てアマゾンまたはそのライセンサー、供給者、出版者、権利保持者またはその他のコンテンツ権利者が留保します。アマゾンサービスまたはそのいかなる部分も、アマゾンからの書面による明示的な承諾を得ていない限り、商業目的のために、複製、複写、コピー、販売、再販、アクセス、その他の利用はできません。
Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon.co.jp 利用規約
つまり、今回の場合は「商業目的でなければOK、個人的な利用の範疇」と考えても良いのでしょうか?
私は専門家ではないので答えとして間違っているかもしれませんが、規約を読んだ感じでは「大丈夫」という結論に達しました。(あくまで現時点での所感ですが…。)
単に「自分のアカウントで別の端末にサインインしただけ」という感じもしますし、大量のコンテンツを複数人でシェアしたり売っている訳でもないですしね。
とはいえ、もし間違ってたら大変なので、ココらへんの事に詳しい人がいたら是非教えていただきたいです。
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