クラシックコンサート会場は面白い人たちでいっぱい!
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こんにちは!Webookerです。
あまり記事にしたことはありませんが、実はクラシックコンサートに月に一度は必ず行っています。
年齢層は全体的に高めで、若い人は数えるほどしか居ません。
会場のおじさま・おばさまたちは、若い方よりさぞやお行儀が良いのだろうと思っていたらとんでもない!
一部には「それ、どうなの?!」という人もチラホラ…。
今回は、クラシックコンサートで出会ったそんな人たちをまとめてみました。
「ブラボーおじさん」
曲が終わると必ず「ブラボー!」と賞賛の声をあげるおじさんです。
京都在住時にベースとしていたホールで、甲高い声で力の限り
「ブラボー!!!」
と叫ぶおじさんがいました。(例えるならば、お笑いコンビ「アメリカザリガニ」の甲高い声のような)
全ての演奏会に行っていた訳ではありませんが、行くと必ず聞こえてきたように思います。
相当ヘヴィなクラシックファンなんでしょうね。
でも、あまりに毎回聞くので、本当に良い演奏とそうでない演奏を聞き分けられているのか分かりません。
常に感謝!「ありがとうおばさん」
「ブラボーおじさん」の亜種に「ありがとうおばさん」がいます。
これは、とある外国の少年合唱団の、来日コンサート会場での出来事です。
大きな震災に見舞われた日本に対して、「日本の歌を合唱して元気づけよう」という意図で、日本の流行歌を合唱してくれました。
それに感動したのか、毎回曲が終わる度に「ありがとう!」と絶叫するおばさんが現れました。拍手に掻き消えて正確には聞き取れないのですが、何度も何かを叫んでいます。
一度や二度ならともかく、毎回これはちょっと迷惑!
ところが、とある段階から言わなくなりました。
元気がなくなっただけなのか、係の人に注意されたのか、はたまた「出禁」をくらったのかは分かりませんが、ひとまずホッと胸をなでおろしました。
「うなずきおばさん」
あたしこの曲好きなのよーそのオーケストレーション、わかるわ!と言わんばかりにうなずくおばさん。
あまりに心酔してうなずくばかりに、ロックコンサートのヘッドバンギングのようになっている方もみかけます。
頭が動くと後ろの席の人が気にするので、ほどほどに…。
「ニセコンダクターおばさん」
「うなずきおばさん」の亜種です。
膝の上に置いた指で拍子を取るのですが、言うまでもなくプロの指揮者ほど楽譜を読み込んでいないので音と全く合っていません。拍はズレるし盛り上がりと指の動きも連動していません。
それでも「指が疲れないのかな」と要らぬ心配をするほどに「指タクト」を振り続けるおばさま。
視界の端でチラチラすると少し…いやだいぶ気になります。
コンダクターは会場に一人で良いのです。
「カサカサおばあちゃん」
喉がイガイガするから飴を出しているのか、はたまたビニールを触らないと情緒不安定になるのか、常にビニールをカサカサしているおばあちゃん。
特に静かな曲調のときには耳障りですね。
私が今ベースにしているホールでは、ビニールに包装されている飴はご遠慮ください、という方針のようです。紙で包まれているものか、大袋に直接入っている飴を休憩時に食べることは、仕方ないなという感じみたいです。(推奨はしないけど)
喉がイガイガしてゴホゴホされるよりは、飴を舐めて潤した方がマシという苦肉の策なんでしょうね。
「ドヤ顔おじさん・お兄さん」
クラシックの溢れる知識を披露せずにはおられない。
そんなおじさんやお兄さんです。
私はクラシックコンサートが好きで月に一度は通っていますが、クラシックの知識は全くありません。
従って、彼らの知識の正誤を判断するすべはないのですが、だいたいうっすらと「モテたい・かっこよく思われたい・意外な一面を見せたい・尊敬されたい」という自我が透けて見えて、少しだけ鼻白んでしまいます。
「能ある鷹は爪を隠す」ではないですが、「聞かれた事には完璧に答える」というスタンスの方が、よりかっこいいし、きっと聞き手にめんどくささを味わわせずに済みますよ。
ま、大きなお世話だと思いますけど。
「間髪入れず拍手おじさん」
「俺は曲を熟知しているッ!」と言わんばかりに、曲の終わりに余韻を残さず拍手するおじさんです。
たまに失敗して音が鳴っている時にフライングします。
名演奏のときや、余韻の残る終わり方の曲でこれをやられると、「ステイ!」と言いたくなるのは私だけでしょうか…。
レッドカードに注意!
場合によっては、これらは迷惑行為とみなされ、係の人に「レッドカード」判定される可能性がありますので、気をつけましょう。
たとえば、「ブラボーおじさん」「感謝おばさん」「間髪入れず拍手おじさん」は、場合によっては係の人に「レッドカード」を出される場合があるようです。
とあるクラシックファンに聞いたのですが、曲が終わってないのに「拍手」あるいは「ブラボー!」と何度も叫んだ人が、係の人に退場勧告を受けたのを見たとか。
そのときおじさんは「自分が良いと思うところで拍手して(ブラボーと言って)何が悪い!」と毒づいていたようです。
言いたいことも分かりますが、やはり多くの人に不快感を与えるのはよくないですね。
とはいえ、例えば不慣れでフライング拍手をしたり、関係ないところで「ブラボー」と言ってしまっても、一度の失敗では出禁にならないはずです。
クラシックの生演奏は本当に感動的ですので、是非会場に足をお運びください。