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村上春樹作品が電子書籍にならない理由。-「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」明日4/12(金)発売!

いよいよ明日発売です

『1Q84 BOOK3』から3年ぶりとなる書き下ろし長編小説、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。
いよいよ明日2013年4月12日(金)発売となりました。
ハルキストたちは土日に没頭して読破するんでしょうね。

発売前にタイトルから内容を予測するこちらの読み物も面白い。

村上春樹新作小説4・12発売!「色彩」「多崎つくる」「巡礼」の謎 | 特集 – 週刊文春WEB

「巡礼の年」 ((《巡礼の年》(じゅんれいのとし、巡礼の年報とも訳される、フランス語:Années de pèlerinage)はフランツ・リストのピアノ独奏曲集。《第1年:スイス》《第2年:イタリア》《ヴェネツィアとナポリ(第2年補遺)》《第3年》の4集からなる。))は果たしてリストの作った曲を指すのか、それとも違うのか。

噂されている3.11と関係あるのか、ないのか。その答えは、明日分かります。

本屋でもこぞって村上春樹特集が組まれていますね。昨日みかけた春樹関連書籍で、おもしろかったものをご紹介します。

村上レシピ

村上春樹といえば、その作中に登場する美味しそうでオシャレな食事の数々が魅力の一つでもあります。そんな食事を再現してしまったというのがこの「村上レシピ」。
実際に作った写真とレシピ、出典が記載されていて、「そういえばあったなぁ〜」なんて思いながら読みました。「村上レシピ」自体は2001年に2冊出ていたようですが、上記の「村上レシピ」が最新版かつ、厳選版です。目次を見た限りでは、「1Q84」はまだ掲載されていなかったように思います。

Amazonのページでサンプルページを閲覧出来ます。

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村上春樹を知りたい。

こんなムック本が出ていました。その名も「村上春樹を知りたい。」。2013年4月5日に発売されたばかりの新刊です。中でも200の項目がある「村上春樹検定」が楽しそうでした。全作品を読んでいらっしゃる方には余計面白い内容だと思います。とはいえ、「初学者向け」との記述もありますし、幅広いハルキストが楽しめる内容だと思います。

楽天ブックスはこちら。

村上春樹と電子書籍

Kindleで村上春樹を検索しても、本人の作品は1冊もヒットしません。日本で一番注目されている作家だと思うのに、なぜでしょう。調べてみると、こんな記事がありました。

電子書籍と村上春樹:イルカくんの日乗:So-netブログ

この世界には書物という形でしか伝えられることの敵わない思いや情報が変わることなくあります。

要するに、「書物でしか伝えることが出来ない」と思っているんですね。なるほど、そういう主義ですか、そうですか。そういう理由なら、残念ですが仕方ない。

春樹作品は、今後もしばらくは紙の本でしか読めないようです。

ちなみに、先ほど参照したリンクに「とはいえ、アメリカのアマゾンでは、もちろん、村上作品のキンドル・バージョンがふつうに売られているのではあるが。」と記載があったので、Amazon.comで調べてみました。

Amazon.com: Haruki Murakami: Books, Biography, Blog, Audiobooks, Kindle

著者紹介の下にある、「Kindle Edition」というテキストリンクをクリックすると、Kindle版が表示されます。
ありますねー、Kindleストアに。「1Q84」、「海辺のカフカ」など比較的新しい小説も並んでいます。(しかしどれも表紙が少し怖いです…。)

紙の本へのこだわりは、日本語に於いては、という事なのでしょうか。いずれにせよ、英語で読めない自分が恨めしい。日本語のものもぜひ電子書籍化をしていただきたいです。

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