MAKERSを読んでいます
遅ればせながら、ついにクリス・アンダーソンのMAKERSを読み始めました。気になる3Dプリンタのこと、これからの作り手達、ひいては産業はどうなっていくのかが書かれています。
その中でもやはりWebに携わる人間としては、アメリカのWebサイト事情みたいなのが気になりました。そこで、MAKERSで紹介されていたWebサイトの中から、気になるものを選んでまとめてみました。
今回、紙の本で読んでいるので、参考までにページ数も明記しておきます。(でも電子書籍版の方が安いよ!)
Etsy エッツィー(本文28ページ)
こちらはハンドメイド製品を販売するサイト。(検索して気づきましたが、以前ブクマした形跡がありましたw忘れてましたw)めっちゃ大手サイトですね。日本への発送も行ってくれます。
Etsy – Your place to buy and sell all things handmade, vintage, and supplies
二〇一一年には、このサイト上でおよそ一〇〇万人の売り手が、五億ドルを超える取引を行った。
とのことで、かなりの賑わいです。日本では「minne(ミンネ) 」や「Creema(クリーマ)」がありますね。
minne(ミンネ) | ハンドメイド、手作り作品の通販・販売
Creema(クリーマ)|ハンドメイド・手仕事のマーケットプレイス-販売・購入
ファブラボ FabLab(本文63ページ)
レーザーカッター、カッティングプロッタ、時には3Dプリンタなどが備えてある、無料で一般公開されているラボだそう。日本にもありました!
FabLab Japan
国内だと、鎌倉、渋谷、つくばにあるそうです。高い機材などを買わなくても、無料で使えるというのは素晴らしいですね。こうした活動も、個人のMAKERS隆盛への一助となりそうです。
FabLabについてはこちらの記事がわかりやすくまとめられています。
FabLab ( ファブラボ ) を知るための記事まとめ – NAVER まとめ
シンギバーズ Thingivers(本文80ページ)
キタ━(゚∀゚)━!!
3Dプリンタ時代のWebサービスです!
3Dデザイン共有サイト”Thingivers”では、様々なジャンルの3Dデザインプロダクトが共有されています。例えば、ファッション、ガジェット、アート、ホビーなどのデータがあります。著者のクリス・アンダーソンは、娘たちと共にドールハウス用に、家具の3Dデータを見つけ、縮小し(縮小できるのもすごい事ですよね)、作成してみたそうです。これならおもちゃ屋で高いお金を払わなくても済むし、思い立った時、すぐ手に入れる事ができますね。
Thingiverse – Digital Designs for Physical Objects
iPhoneケースだってこの通り。3Dプリンタのデータを見るのは初めて。プロダクトの”Thing view”ボタンを押すと、色々な角度から眺める事が可能。なるほど、こうやって共有されるのかー。面白い。
iPhone Case by janjan – Thingiverse
Threadless スレッドレス(本文100ページ)
Tシャツをデザインして販売するWebサービス。
T-shirts and other products designed by an artist community of 2 million | Threadless
プロモーションビデオはこちら。
デザインもとっても個性的。
Lulu ルル(本文100ページ)
自費出版出来るWebサービス。
Self Publishing, Book Printing and Publishing Online – Lulu
CafePress カフェプレス(本文100ページ)
マグカップや小物を作れるサービス。
Custom T-Shirts, Unique Gifts, Posters, & Personalized Mugs | CafePress
10年前にメイカームーブメントを予知していた本があった!(本文101ページ)
MAKERSの中でクリス・アンダーソンは、メイカームーブメントを予知した本が、既に10年前、MIT教授のニール・ガーシェンフェルドによって出版されていたと言っています。
こちらは日本語訳もされ、現在でも購入して読む事ができます。読みたい!
あと、個人的にこんな本も見つけました。我らがオライリーから出ている本です。これも面白そう。
3Dプリンタがどうしても欲しい人は
こちらのサイトにまとめてありました。↓
家庭用3Dプリンタを買うならどれ?特徴別3Dプリンタリスト | Social Design News【ソーシャル・デザイン 公式サイト】
ものによっては既に個人でも手が届く値段で販売されているようですね。
とはいえ、クリス・アンダーソンも「昔のプリンタが今や劇的にクオリティが上がったように、3Dプリンタもこれから目覚ましい発展をするはず」というような事を言っています。使い勝手がよく、高品質な3Dプリンタが出てくるのは、もうしばらく後になりそうです。(逆にあと○年もすれば、低価格で高品質な家庭用3Dプリンタが出てくるということでしょうか!)
ちなみに今は3Dプリンタで出力出来る素材や種類には限りがあります。限られた色の樹脂の中から選ばないといけないし、粉末や液体から作る場合もあります。これも、そのうちどんな素材でも作れるようになるのではないか、と言っています。(2Dプリンタがモノクロからフルカラーになったように!)
チョコレートを削りだして複雑な加工をしてみたり、大きなものではビルのパーツを削りだして建築するなんてことも実現しそうです。楽しみですね。さて、”MAKERS”、まだ読み終わっていないのでワクワクしながら続きを読みますw