本を紹介しあうバトルスポーツ「ビブリオバトル」!
本を紹介するといえば「週刊ブックレビュー」をイメージしますが、単に紹介しあうだけでなく、1番読みたい「チャンプ本」を決めよう!というのが「ビブリオバトル」のようです。
ビブリオバトルとは !!??
【公式ルール】
発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる.
順番に一人5分間で本を紹介する.
それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う.
全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員で行い,最多票を集めたものを『チャンプ本』とする.
紹介動画もあるようです。
紙やパワーポイントなどを使わず、自分のアドリブだけで本を紹介するというのがシンプルだけど難しそうでいいですね。
しかも長いようで短い5分間。
かなりのトークスキルを要求されそうです。
首都決戦2012のチャンプ本は…
2012年10月21日に、首都圏のグランプリを決定する大会があったようです。
その時、決勝戦に残っていた書籍は以下の通り。
佐々木正美著
「子どもへのまなざし」 ((こちらは「続 子どもへのまなざし」、「完 子どもへのまなざし」の三部作。))
児童精神科医が語る、乳幼児期の育児の大切さ
新米ママ必読ですね。
リチャード・ランガム著
「火の賜物ーヒトは料理で進化した」
われわれは、いかにして人間となったのか?
人類の起源をめぐる壮大な文明史。
ハーバード大学の生物人類学教授のリチャード・ランガムの著作です。
人類の進化の歴史、興味津々。
藤子・F・不二雄著
「藤子・F・不二雄 異色短編集 箱舟はいっぱい」
画像小さいですねw
こちらは藤子・F・不二雄の漫画短篇集です。
藤子・F・不二雄の、ちょっと変わった味わいの作品を集めた異色短編集。SF的手法と鋭い風刺精神を存分に発揮し、大胆かつ繊細な構成で不可思議世界を描き出す。「藤子美学の世界」に、どっぷりと浸かれる作品集!
藤子・F・不二雄作品は、怖い話いっぱいありますよね。
「ミノタウロスの皿」というお話をアニメで見た時はちょっとしたトラウマになりました…。
そして「審査員特別賞」は
たかのてるこ著
「モロッコで断食(ラマダーン)」
紀行文が受賞していますね。
モロッコ王国を旅するうち、ある日突然始まったイスラムの摩訶不思議なイベント“断食”。
日が昇っている間は水もだめ、煙草もだめ、食事なんてもってのほか!空腹のまま彷徨い続けた後に辿り着いたのは、心優しきベルベル人の村だった。
秘境の村で落ちた恋の行く末は!?
スリルとサスペンスと笑いに満ちた“愛の断食”紀行エッセイ第三弾。
さらに、今回の「チャンプ本」は
九鬼周造著
「いき」の構造
日本民族に独自の美意識をあらわす語「いき(粋)」とは何か。
上智大学の方がオススメのこちらの本が「チャンプ本」に輝きました。
さあいったいどんなプレゼンが行われたんでしょうか。
実は今回のビブリオバトル、youtubeに動画がupされています。
たくさん動画があるのですが、チャンプ本のプレゼンを引用しておきます。
最後の質問怖いですねーw
プレゼンターには横断的で幅広い知識・見識が求められるようです。
しかし単純な私は勧められると読んでみたくなりますw
他の本のプレゼンも多数ありますので、ぜひ、見てみてください。
「次にどの本を読もうかなー」と迷う事も多いですが、こうして真剣に誰かにオススメしてもらうとすごく興味が湧きますね。