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Amazon Kindleのここに期待!Kindleストアを覗いてみた&Kindle選びのフローチャート作ってみた


AmazonのKindleが日本でも発売されましたね!
現段階ではまだ予約しか出来ず、手元に届くのは12月初週のようです。

今ご予約いただくと、12月2日の週に発送予定です。

Amazon Kindleは、電子書籍の爆発的普及に貢献するのか?

これまで何度か電子書籍普及の前兆 ((SONYのREADERとか、楽天のkoboとか。いずれも電子書籍デバイスの普及としては失敗に終わったのではないでしょうか。iPadなどのタブレットは売れたように思いますが、電子書籍の普及には今一歩及ばず、それ以外の目的て利用されていることが多い気がします。))は見えていましたが、未だ爆発的ヒットには至っていませんね。
街ゆく人々はいまだに紙の本を読んでいますし、かくいう私も紙の本を読む率の方が遥かに高いです。

なぜでしょうか。
それは、

  1. コンテンツが少ない
  2. 媒体が普及してない
  3. 電子データのなのに高い

からです。

読みたい本が電子書籍でないから、結局紙の本で買う。
手元のスマホでは画面が小さいし、かといってiPadでは持ち歩くに大きすぎるから、文庫本くらいがいい。
いざ買おうと思ったら紙の本と値段があまり変わらなかったので、じゃあ手元に実物が残る紙の本を買おう。
(データみたいに消えたら終わりのものに大金を使いたくない!もっと安ければ気軽に買えるのに。)
という風に、今まで電子書籍とあまり縁がありませんでした。

たまに読むときも、手元に本が無い時に、iPhoneアプリで青空文庫を読む程度でした。
でもやっぱり画面が小さい…。
特に、雑誌や写真集を見る場合はなるべく大きい画面で見たいですよね。
とは言えiPadは動画やゲーム、ブラウジングに使うだけで、電子書籍が読めるものだという発想すら湧いていませんでした。(なぜだろう…。)

そんなこんなで今まで縁がなかった訳ですが、今回Amazon Kindleという黒船が来航するにあたり、期待しているところがあります。

充実したコンテンツと価格革命に期待!

まず、充実したコンテンツ。
これは非常に重要ですね。
買いたい本があっても売ってなかったら結局紙の本に行ってしまいます。
そこでKindleストアを見てみましょう。

豊富な品揃え
Kindleストアでは『光圀伝』、『ツナグ』、『テルマエ ロマエ』シリーズなどをはじめとした最新のベストセラーやコミックなど、数万冊の豊富な品揃えをご用意しています。

1万冊以上の無料タイトル
太宰治や芥川龍之介をはじめとした過去の作品を無料でダウンロード。不朽の名作を好きなだけ楽しめます。

数万冊の豊富な品揃えって結局何万冊やねん!という感じですが、今まさに増えているのでしょうね。
というのも、アメリカのAmazon.comを覗いてみたところ、KindleストアのeBooks数がえらいことになってました。

1,619,058冊!
160万冊ですよ。(大事なことなので2回ry
2010年9月のニュースでは70万冊と報じられていますので ((米国Kindleストア、取扱い書籍数は順調に伸びて現在700,000超))、なんと2年間で2倍以上の伸び率です。

さて、翻って日本のAmazonを覗いてみましょう。
現在kindle本カテゴリにある本は1,447,893冊とあります。
ん?140万冊って充分すごいじゃん!って感じですが、実はよく見ると大半が洋書です。
そりゃそうですよね。既存コンテンツを有効利用するに越したことは無い。
それに今まで洋書を入手するのに苦労してきた人々にとっては朗報です。

実際、日本語書籍は何冊あるのでしょうか。
単純に、Kindle洋書 (1,380,247)をマイナスすると、67,646冊。
まだ発売前のものも数に含まれていますが、凡そ6万冊の日本語書籍が既に用意されている、もしくは近日発売予定という事ですね。

現在はまだ数万冊規模かもしれませんが、アメリカ版Amazonを鑑みると、これから急激にコンテンツが増えていくのではないかと期待できます。
ただし、英語ほど簡単に電子書籍化できないのが日本語の辛いところ…。
多少スピードは遅いかもしれませんが、Amazonさんなら…、Amazonさんならやってくれる!(期待)

そして、気になる価格についても、多くは通常の本より安い価格だと明言されていますね。

本を低価格で
多くのKindle本は、通常の本よりもお安くお求めいただけます。

じゃあ実際どれだけ安いのか。
Amazonの力量、見てみようじゃないか。

まず紙の本(新書)。


777円。

続いてKindle版。


400円。

…や、安いぞ。
377円の差とはいえ、半額近い割引ではないですか!
これは逆に危険かもしれない…。
気軽に買えすぎてKindle貧乏になりそう。
ものによっては紙と電子書籍で700円位の差があるものも見かけました。
というかこれです。747円差。↓欲しい。

あと「のだめカンタービレ」!
なんと紙で買うと420円のところ、Kindle版だと99円です!

何これ安い…。
1/4以下の値段で買えてしまうではないか。
これはひょっとするとコミックレンタルと同等か、それより安い値段で買えますね。
レンタル業界、ピンチ!?

とはいえ、一部書籍は紙の本と同価格です。

紙の本。

Kindle版。

両方とも新品の価格は1,995円。
売れる本は値引きなしなんでしょうかw
というわけで、すべてという訳ではないですがかなり安いものも多いようです。

現在の課題はやはりコンテンツの充実ですね。
文学・評論が2万冊あるのに、IT関連の書籍は193冊ですから、これはまだまだ少ない。
とはいえ、2012年10月25日にオープンしたばかりの割りには、なかなかの品ぞろえではありますので、今後にますます期待したいです!

その他にも、こんな特長があるとのこと。

冒頭部分を試し読み
本の最初の章や冒頭部分を無料でダウンロードして、ご購入前にしっかり内容を確認できます。

好きなスタイルでいつでも読書
購入したコンテンツはお好きな読み方で。Kindle本はKindle上だけでなく、Kindle無料アプリを使ってiPhone、iPadやAndroid端末でも読むことができます。

ほうほう、iPadで読めるんですな。いいですね。
読んでた情報が共有されたらめっちゃ便利ですけどね。
例えばiPadで途中まで読んで、お出かけするから小さいKindleで続きを読む、みたいなことができたらかなり嬉しいです。

…と思って調べてみたら可能のようです!↓
素晴らしい!
Kindleストアオープン、あらゆる端末で使い倒してみた(エキサイトレビュー) – エキサイトニュース

Kindleファミリー、いったいどれを買うべき?

さて本題です。
kindleファミリーは全部で4機種あります。
とはいえ、大別すると2種類と考えて差し支えないでしょう。
カラー(Kindle Fire, Kindle Fire HD)か、カラーでない(Kindle Paperwhite, Kindle Paperwhite 3G)か。
もしくは電子書籍のみを読みたいか、そうでないか。
具体的に何が違うのかというと、Amazonに比較表がありましたのでご紹介します。

でっかい表で見づらいとおもいますので、大きい画面で見たい方は公式サイトからどうぞ。
Amazon.co.jpメッセージ

細かく比較検討するのが面倒だという人のために、簡単なフローチャートを作ってみました。
良かったらやってみてください。 ((2012年10月29日11:58 フローチャートを更新しました。「コンテンツはいつでもどこでも購入したい」→「Wi-Fiのが常時接続が可能である」に変更。Wi-Fi環境がある人は安い方を買えますもんね。))

ちなみに私はiPadやMacBook Airもあるので、電子書籍を読めればいいやと思ってKindle Paperwhite 3G(これ↓)にしました。
※2012年10月29日12:01追記 私はWi-Fi常時接続の環境が無いので、3G版にしました。もしモバイルルーターとかお持ちでどこでもWi-Fi使えるようでしたら、普通の「kindle Paperwhite」が一番安くてお得ですよ。

3G回線が無料で使えるなんて、Amazon太っ腹です。
Kindleが届く12月が待ち遠しいですね。

みなさんはどれにしますか?

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