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現代作家お薦めの本で気になった本をまとめてみた


現代作家お薦めの本をさらにまとめてみたで紹介した「作家の読書道」(Web本の雑誌編)の続編が出ていますので、ご紹介します。

作家の読書道3

1 本棚いっぱい感動本!
柳広司―今も作品の内に息づく読書と遊びのアホンダラ高校生ごころ
畠中恵―『しゃばけ』の原動力?和・洋・ミステリー・SF・時代、“全部読み”!
道尾秀介―読書デビューは遅めでも体の芯まで沁みた文章は忘れない ほか
2 今日は読み、明日は書く
高野秀行―「奇なるもの」の読書から未確認生物探索の旅立ちへ
宮田珠己―旅行記は観光モノより私小説系が面白い
近藤史恵―のめり込む好奇心が小説に力をそそぎ込む ほか
3 “花より本”の読書道
阿部和重―さまざまに視座を交差させる小説的な冒険を
モブ・ノリオ―文学の面白さに気づかせてくれた作家に感謝!
坂木司―愛する小説のピンポイント料理、ネズミ、SF、冒険&ダーク ほか

その他にも、「氷菓」の米澤穂信、「図書館戦争」の有川浩なんかも登場します。

紹介された中で、私が読みたいと思った本を備忘録としてリストアップしておきます。

道尾秀介のおすすめ

コミカルで無邪気な世界を作り上げ、その世界の中でこちらが心の構えを解いた時に、グサッと鋭いものをさし込んでくる。いしいさんの作品では『絵描きの植田さん』や『ぶらんこ乗り』がとくに好きです。

ぶらんこ乗り
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いしい しんじ
理論社
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表紙がすごく綺麗ですね。
いしいしんじ作品は「絵描きの植田さん」を読みましたが、幻想的な雰囲気で物悲しく、しみじみと読めました。植田さんの誠実な姿勢に、ちょっと泣けます。

絵描きの植田さん (新潮文庫)
いしい しんじ
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有川浩のおすすめ

恩田さんは最初にたまたま出会ったのが『光の帝国』で、相変わらず気に入った作家は全部読んでいたので、『六番目の小夜子』までもどって、かなり長い間楽しませていただきましたし、今でも『夜のピクニック』などで、楽しませていただいています。

ちょうど知人に「光の帝国」を勧められたこともあり、これはぜひ読んでみたいと思っています。複数人が推薦しているとかなり心が動きますね!

光の帝国 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)
恩田 陸
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ちなみに、本作品は「常野シリーズ」第一作となっており、以下がシリーズの続きです。

蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)
恩田 陸
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エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)
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乙一のおすすめ

親と子の関係や、子供たちの話ですが、全部実話なんですよね。実話にはかなわない、と思いました。

書店で見かける事はあっても特に手に取る事はせずここまで来てしまいました。
一度読んでみたいと思います、気をしっかり保てる時に。

よその子―見放された子どもたちの物語 (トリイ・ヘイデン文庫)
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檻のなかの子―憎悪にとらわれた少年の物語 (トリイ・ヘイデン文庫)
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しかしすっかり表紙から毒気が抜かれていますねw
ハードカバー時代の表紙は、少し不気味な雰囲気で、作品の内容ともマッチしていたように思います。
この表紙だと明るい話だと勘違いして買う人もおられるかもしれませんね。

ちなみにハードカバー版の表紙はこんな感じです↓
シーラという子―虐待されたある少女の物語

阿部和重、モブ・ノリオのおすすめ

友達にすすめられて、たしかブームになる直前くらいの時期に『ライ麦畑でつかまえて』も読みましたが、それよりももっと一番インパクトがあったのは大江健三郎でした。仲のいい友達に「大江健三郎という人がいて、すっごいいいよ」と言われて最初に読んだのが短編集の『空の怪物アグイー』。その中に「不満足」という短編があって、『個人的な体験』以前の「バード」が出てくる話なんですが、これが不良少年たちの、すごくガーンとくる話だったんです。これは面白い!と思って、それまでの僕の純文学のイメージが一変させられました。(阿部和重)

二十代の初め頃、中上健次は相当読みました。それと、大江健三郎を読みましたね。『芽むしり仔撃ち』や『われらの時代』とか。『ピンチランナー調書』では何度も笑いましたね。当時は、筒井康隆よりも笑えると感じられること自体が、新鮮でした。言葉でむちゃくちゃなことをやっている感覚で。笑かそうと思ってやってるんじゃないんだろうけれど、行ったらあかんところまで行ってる感覚ですね。(モブ・ノリオ)

やはり大江健三郎は数多くの作家が挙げていました。
以前読んだ「叫び声」も面白かったので、未読作品を消化していきたいです。
【ネタバレ注意】大江健三郎「叫び声」が面白くて1日で読み切った | Webooker

芽むしり仔撃ち (新潮文庫)
大江 健三郎
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空の怪物アグイー (新潮文庫)
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ピンチランナー調書 (新潮文庫)
大江 健三郎
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中島京子のおすすめ

カズオ・イシグロはどの作品も好き。どれも好きと思える作家はあまりいないので、本当に好きなんだと思う。『日の名残り』や『浮世の画家』とか。『浮世の画家』は日本の話なんです。以前は中公文庫にありましたが、最近『わたしを離さないで』がすごく売れたので、そのためか早川のepi文庫から新たに出ていました。

日の名残り (ハヤカワepi文庫)
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浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ
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わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
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学生時代に現代文学の講義でカズオ・イシグロの「わたしたちが孤児だったころ」を勧められた事がありました。
積読のままなので、早く読まなくては。
人から勧められるとやはり興味が湧きますね。

わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)
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